2014年03月12日
ブランドニュース
3月5日から8日まで台湾で開催されたTaipei Cycle Show。
毎年行われている展示会ですが、私は初めての参加ということで、どのような展示会なのかとても楽しみにしていました。
残念ながら、滞在中の3日間はあいにくの冷たい雨となってしまいしたが、取扱いメーカーへの挨拶、そして商談の中で新たなトレンドを探ることもでき、とても有意義な時間となりました。
会場内にはSchwalbe、SKS、Herrmansのブースもあり、Busch&MuellerやEVOCの担当者ともミーティングを行い、日本が求める市場についても報告することができました。
Taipei Cycle Showは今年で27回目の開催となり、107ヶ国から7529社が参加し、来場者は昨年に比べ4.9%増加したようです。
58000平方メートルもの面積がある会場に1103社が出展し、新製品などを紹介していましたが、なかでも台湾はフレーム製造で有名なので、Taipei Cycle Showはそのようなイメージに沿って、パーツの出展社が多いという印象を受けました。
今年のトレンドであるファットバイクは、ほぼ全てのブーズで展示されていたように感じられます。
近年台北は生産だけではなく、自転車の街というイメージが強く発展しており、5年ほど前に導入されたU-Bikeというレンタルバイクシステムのユーザーは、3%から5.5%へと増加の傾向にあります。台北の市長であるホウ氏によると、アジアの考え方も変化し続けており、自転車は最早レジャーの枠に留まることなく、環境に配慮したエコな乗り物として認められているということで、こうした仕組み作りは上海、北京、ソウルや東京からも注目を集めいているようです。
会場で出会った、オランダ人ホイルメーカーの一人は、会期中毎日、会場までの道のりをU-Bikeで通勤していると楽そうに話してくれました。
この方のように、自転車がより身近にあり、専用道が発達しているオランダの特徴的な文化の中にいるからこそ見えてくることもあるのでは、と感じ、商品に対してだけではなく、日本での自転車の在り方などについても考えることのできた、大変充実した経験となりました。
マーケティング部 フィリップ / Philipp